ナンパでコミュニケーションのスペシャリストになる

コミュ力を高めるためにナンパします。

誰とも話したくない病

自分は快楽主義者なのか。

古代ギリシアエピクロスが主張しているエピクロス派に属するのだろうか。

 

 

 

というのも。

 

 

 

ある日、

 

クラブへ行った。

 

 

 

その日は久々に空いたオフの日であった。

それまで仕事の激務に追われており、1週間朝から晩まで働きっぱなしだった。

 

 

 

怒涛の1週間が過ぎ去り、ポンと現れたオフは自分1人の時間に当てようと思っていた。

 

 

 

しかし、最近会えていなかった親友から

「今日なにしてる?」と連絡が入った。

 

 

 

オフだということを伝えると彼もオフとのこと。

 

 

 

今日という日は1人で過ごそうと思っていたが、

お互いのスケジュールが合わず、この頃会えていなかったし、会いたかったし、

ちょうどその時合致しやすい場所にいたので、会うことになった。

 

 

 

「久しぶり!!!」

やはり親友と過ごす時間は楽しい。

会ってなかった期間の話で盛り上がった。

 

 

 

ここで断っておくが、親友は男である。

 

 

 

話したり、ゲームをしたりして楽しんでいたが、

夜は予定遅れではあるが自分の時間に充てようと思っていた。

 

 

 

しかし、彼が

「スイッチバーに行こう」

と言い出した。

 

 

 

初めは断ったが、説得させられていくことに。

もちろん気分も変わり楽しみであった。

 

 

 

「ゲットするぞ!」

2人で意気込み、戦地へ向かい始めた。

 

 

 

 

電車で一緒に向かっている最中

親友に友人のフランス人から連絡が入り、

友達といるからこいよとメッセージが届いたようだ。

 

 

 

3人でスイッチバーに行ってもいいし、

そこに合流することになった。

 

 

 

バーで合流し、

フランス人、ロシア人、我々日本人2人の4人で楽しい時間を過ごした。

フランス人とロシア人は日本に暮らしている。

 

 

 

そこでナンパしても良かったのだが、

親友の恋愛対象は外国人限定で、日本人に興味がなかった。

 

そして自分もアジア人限定である。

 

 

 

そのため、ナンパしようとはならず

4人で楽しもうという雰囲気になった。

 

 

 

その後場所を変え

シーシャが吸えるバーで歓談していた。

 

 

 

すると、アメリカ人旅行客の3人組が現れ、彼らとも仲良くなった。

合計7人。

 

 

 

フランス人、ロシア人、アメリカ人、そして日本人。

様々な言語が飛び交った。

 

フランス語、ロシア語、英語、日本語。

 

 

 

まさに多文化であり、多様性がそこにはあった。

みんなが笑い、楽しんでいた。

 

 

 

平和な空間。

まさに世界平和の縮図。

 

 

 

現在世界は自国ファースト主義に陥っている。

トランプ大統領が掲げる「アメリカファースト」が象徴するように、

メキシコ国境に壁を建設して、メキシコからの移民の流入を防ごうとしている。

 

 

 

イギリスはEUを離脱し、自助に集中している。

 

 

 

このように世界の潮流は「ファースト」に移行し、

相互扶助の精神を失っている。

 

 

 

少し前の時代は良かった。

オバマ大統領の時代、世界はグローバル化を推進し、

世界の国境をなくそうとしていた。

 

 

 

世界は、平和を追求していた。

 

 

 

理想を求めていたのだが、

世界はそれに疲れてしまい、

真逆の政策を取ってしまった。

 

 

 

それが「ファースト」

現在の世界である。

 

 

 

しかし、いま目の前に広がっているこの光景は

少し前の世界が目指していた多様性を実現していた。

 

 

世界平和の縮図であった。

 

 

 

しかしながら、

 

 

こんな平和な状況とは裏腹に、

自分の中で「誰とも話したくない病」が発症していた。

 

 

 

1人でいる時間が心地よく、誰かと話すのがしんどいと時感じる状態である。

 

 

 

たまに現れる症状である。

思い返せば、先日ブログにもアップした

『インスタは信じるな。』(https://communanpa.hatenablog.com/entry/2019/02/15/021044

でもこの症状を発症していた。

 

 

 

加えて、この日の話し相手は外国人である。

英語で会話をしており、より頭を使う環境であった。

 

 

 

全く話す気が起きなかった。

 

 

 

そんな中、

 

 

 

アメリカ人が遊びに行きたいと言い出した。

女をゲットしたいと。

 

 

 

なに人がいいと聞くと

日本人がいいと答えた。

 

 

 

性は世界共通だ。

時刻は1時を回り、クラブに行くことになった。

 

 

 

この一連の流れで感じたのだが、

自分は快楽主義者なのか?

 

 

 

どういうことかを説明すると、

クラブでまったくゲットする気が起きなかった。

 

 

 

女と話そうとする気力が起きなかった。

 

 

 

誰とも話さず1人で踊っている状態が一番の幸福で

自分の一番幸福な状態を追求していた。

 

 

 

もともとこの日の予定はオフだった。

連日働きづめでやっとできたオフで、

 

 

 

心も体も休めるつもりだった。

 

 

 

元来、自分は1人の時間が必要なタイプである。

人のことは大好きなのだが、

毎日どんな時も誰かといるのは耐えられない。

 

 

 

しんどくなってしまうし、

話すのがしんどくなってしまう。

 

 

 

クラブだと大声で話さないといけないので余計だ。

 

 

 

こうして「誰とも話したくない病」は最後まで続き、

ほとんど誰とも話さずに解散となった。

 

 

 

誰とも話さなかった原因として、

クラブの女に地蔵したというのも1つあると思うが、

それよりも何よりも話す気が起きなかった。

 

 

 

話しかける状態が自分の中で一番の幸福ではなく、

誰とも話さずに1人でいることが一番の幸福だった。

 

 

 

そして一番の幸福につながる行動を選択した。

 

 

 

自分は、日常生活の中でもしばしば一番の幸福につながる行動を選択する。

「今はこれが食べたい!」とか、

「今はトレーニングをしたい!」とか、

「もっともっと追い込みたい!」という自分の幸せを追求しているように思う。

 

 

 

それは、必ずしもeasyな道ではなく、

むしろ厳しい道を選ぶ方が多い。

 

 

 

厳しい道を選ぶことは短期的に見たら不幸せなのだろうが、

長期的に見たら幸福度が上がることが自分でわかっているからか。

 

 

 

このような自分の性格は

エピクロスの唱える「快楽主義」なのか。

 

 

 

エピクロス派とは「快楽主義」を表し、

「禁欲主義」のストア派と対極にある思想である。

 

 

 

これら2派は、ギリシア文化が終焉を迎え

ヘレニズム文化に移行した時代に誕生した。

 

 

 

ギリシア人は彼ら独自の文化が崩壊し、

これから先どうなっていくかの不安に苛まれていた。

 

 

 

その中でどう行きていけば良いかの指標となったのが

ストア派エピクロス派である。

 

 

 

ストア派はストイックの語源ともなっており、

情念(パトス)に惑わさられない心(アパテイア)の獲得を求めた。

理性が激情や欲望などの情念に打ち勝つ状態を理想とした。

 

 

 

それに対し、エピクロス派は、

快楽の境地を目指した。

 

 

 

しかし、ここでいう「快楽」とは

欲に任せて好き勝手するのではなく、

セックスをはじめとする享楽的快楽は出来るだけ避けようとする

心安らかな状態(アタラクシア)を示している。

 

 

 

死や不安といった感情を取り除き

心静かな状態に落ち着けることを理想とした。

 

 

 

つまり、

ストア派は感情の克服を理想におき、

エピクロス派は感情の除去を理想においた。

 

 

 

んーーー。

クラブ内での自分はただ自分の幸福を選択しているだけで、

感情をなくそうとはしていない。

 

 

 

エピクロス派とも違った。

 

 

 

この「誰とも話したくない病」は

一体なんなのか。