ナンパでコミュニケーションのスペシャリストになる

コミュ力を高めるためにナンパします。

おっさんにナンパされた

 

 

 

ある日の帰り道。

自転車で家まで帰っていた時のこと。

 

 

その日はザーザーの雨が降っていて

傘をさしながら、それでも濡れながら、

自転車を漕いでいた。

 

 

音楽を聴きながら帰ろうと思って、

屋根のあるカラオケ店の下に一旦止まって

イヤホンをスマホに挿していた時

 

 

ひとりカラオケを終えて出てきた

おっさんに声をかけられた。

 

 

「そのチャリかっこいいねえ」

 

 

ノビ「あ。はい。そうですか。

ありがとうございます。」

 

 

「それ〇〇(メーカー)で買ったん?」

 

 

ノビ「はい!そうですよ。

このチャリ街乗りもしやすくて気に入ってます。」

 

 

「いいねえ。僕もロードバイク乗っててね、

その自転車も買おうか迷ってるんよね。

まあ、雨降ってるし気をつけて!」

 

 

と、たわいもない話をしてさよなら。

 

 

 

こうやって道端で話しかけられるのいいな。

楽しいな。

こういう出会いが人生を彩るんやろな。

 

 

と考えながら

雨が降る中を自転車で駆ける。

 

 

 

ちょっと待て。

 

 

自分はナンパされたんじゃないのか。

 

 

 

今のをナンパと置き換えてみると、

 

 

「そのチャリかっこいいねえ」

が声掛け。

 

 

自分は普通に反応した。

 

 

だってチャリを褒められたから。

素直に嬉しいし、気分がいい。

 

 

あのままもう少し話して、

おっさんに

 

 

「お兄ちゃん。ちょっと一杯でも飲もうよ。」

と言われれば、確実に行っていた。

 

 

確実に連れ出しされていた。

全く違和感なく、シンプルに連れ出しされていた。

 

 

 

つまり、

 

 

①自然な状況で

 

 

②相手を褒めて、

しかも、相手自身を褒めるんじゃなく

相手の持ち物を褒めて、

 

(相手そのものを褒めると胡散臭いし、怖い)

 

 

少しいい気分にさせて、

 

 

③自分はあなたに興味があることを態度で示して、

 

 

④「ちょっと一杯行こうよ。」

 

 

と打診する。

そんなに不自然なことじゃないし、

難しいことでもない。

 

 

おっさんからナンパされて

ナンパの極意を学んだ。